「君の地球が平らになりますように」を読みました

今回は、斜線堂有紀さん著 『君の地球が平らになりますように』を読みました。

YouTubeで斜線堂有紀さんが紹介されていて気になって読んでみました。

斜線堂さんって一度聞いたら忘れられない名前もいいですよね。

今回読んだ本は5つの恋愛小説で、表題作は大学生のころに憧れだった男性が卒業後の集まりであったら陰謀論にはまっていた話。明るい未来が見えなくともその地獄にどんどんはまっていく感じが、読んでいて苦しいのに、先が気になってどんどん読んでしまう内容でした。

他のタイトル「大円団の前に死ぬ」では、人気ホストにはまってしまう女性の話で、ホストに合うためにお金を貢いで貢いで・・・

など、「推し活」をしている女性がとことん沼にはまったらこんな地獄なのか・・・と感じました。

私自身は特にこれといった「推し」がいなくて、何なら少し「推し」がいる人を羨ましいと思っている部分さえありました。

その押しが、アイドルだったりホストだったりサークルの人気者だったり相手は様々でも、推しのためにすべてを捧げてそれを生きがいとしていた人たち。

でも「沼」って本当に「沼」なんだ、はたから見たら一刻も早くそこから抜け出した方がいいはずなのにでも一度ハマったら抜け出せない。アリ地獄のような苦しみがそこにはありました。

斜線堂さん、面白かったです。他にも読んでみようと思いました。

おしまい

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