今回は木村衣有子さん著 『BOOKSのんべえ お酒で味わう日本文学32選』を読みました。
リンク
こちらは本の中に登場するお酒にフォーカスしたブックエッセイで、本好き、お酒好きにおすすめの一冊でした。
例えば森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』に登場する「偽電気ブラン」や
金原ひとみ『ストロングゼロ』などなど、32冊の本と共に登場するお酒についてつづられています。
この本を読みながら飲むのもよし、紹介されている本を読みながら飲むのもよし。
巻末には、「キリンビール発売」「ウィスキーの販売ピーク」「神の雫連載開始」などお酒にまつわるできごとが年表形式で掲載されており、また、その時代に舞台となっている本も一緒に掲載されていて、興味深かったです。
私は正直これまでお酒の歴史みたいなものに興味を持ったことはなかったので、缶チューハイが生まれた経緯や、黒霧島、カップ酒の誕生について初めて知ったことも多く久しぶりに飲んでみようかと思います。
正直、ブックエッセイって読んだことのない本だと共感できる部分が少なくてあまり好みではなかったのですが、この本で紹介されていた本を実際に読んでみたいと思ったので、読んだことのない本探しとしてこの手の本を読んでみるのも楽しいなと思いました。
おしまい