今回は、人生3度目の読書感想文ブログを書いてみます。
3冊目はpha著『しないことリスト』です。
Amazonで気になったのですがレビューを見ると、すごく褒めている人と厳しい意見の人に分かれているご様子・・・
私はというと、共感した部分やその考えかたイイなと思った部分がたくさんあって、
過去にないほど、付箋をたくさん貼りました。
自分では言い表せなかったモヤモヤ感が言語化されている感じがしました。
その中で特に印象に残ったお話を紹介します。
怠けることとは
惰性、つまり怠けることがなぜ美徳なのだろうか。それは、怠け者ほど仕事をやりたくないので、どうすれば早く効率的に仕事を終わらせられるかを真剣に考えるからだ
しないことリスト より引用
ここを読んだとき、私にもうっすら身に覚えがあるな、と感じました。
これまで社会人として働いていて、「怠けることが”美徳”」とまでは思ってませんが、
毎年・毎年ある業務をどうやって次回以降ラクこなすか、
を結構考えています。
定時で帰りたいという気持ちが周りの人よりも強いのかもしれません。
たとえその仕事自体が嫌いでも、業務をどうやったら早く片付けられるか、手放せるかを
先月の自分と競って楽しむみたいな感じです。
ここまで読んでくれた方の中にはあまりよく思ってない人もいますよね??
実際に会社でもあまりよく思っていない人がいました。
あの子ばかり楽してる、業務量のバランスが悪いのでは?
とか言い始める人が出てくる。
もちろん手が空いてるときや誰かが忙しそうにしているときは手伝っているのに、
未だに管理職は残業してる人=仕事してる人
という考えなのか、なんだかなあ・・・
残業を減らそうといいながらも、残業しない人を心の中ではよく思っていない。
そんな矛盾を感じていました。
筆者はそれをうまく自己肯定していて、潔く割り切っている感じが読んでいてスッとしました。
ダルさに敏感になる
だるさを感じるときは、「体調が悪い」とか「精神状態が悪い」とか「今やっていることがあまり好きじゃない」とかそうした漠然とした現状への違和感が体や気分のだるさとして表れているのだ。
だるさというのは、ちょっと休養したり方向転換したりしたほうがいい、という体からのシグナルなのだと思うようにしよう。
しないことリスト より引用
私も頭痛持ちなので、疲れがたまるとすぐ使い物にならなくなってしまいます。
なので、部署異動があった1年目なんかは特につらいです。
自分の要領の悪さが原因で仕事が詰まっているときに体調不良になると、
今日休んだら、明日もっと辛くなるから・・
という思いが強くなってしまって、休めませんでした。
それが2年目以降になると、仕事の所要時間の予想がつくようになるので、
休むハードルがぐっと下がります。
体調が悪い日に仕事に行っても、効率が悪いし、まだ締め切りに余裕もあるから
と思えるようになるのです。
なので、個人的にはやる気を出さなくても仕事が終わるぐらいの効率化は必要なんじゃないかなと思っています。
そもそも、そんなにやる気出してたら、どこかで電池切れになってしまいます。
普段は40%~60%ぐらいの余力を残して家で充電するぐらいにできたらいいなと思いますね。
私自身は、何年か前まで仕事は最優先!みたいな考え方をしていましたが、今となっては信じられません。体力と気力があったんでしょうかね。
まあ、会社の中には、平日は残業して土日も出てくるみたいな人がいますが、
あれは仕事が好きな人か、よっぽどMなんだろうな。。。
他人は他人、私は私。
定時で帰らない人が悪いなんて言わないから、休日出勤がえらいみたいな言い方やめてほしいです。
アウトプットの重要性
考えていることを外に出さずに一人で頭の中だけで物事を考えているとよくない。一人だけで考えていると、だんだん何が正しいのかわからなくなったり、そもそも何がしたかったのかが分からなくなったりして、考えが極端になったり煮詰まったりしてしまいやすいからだ
しないことリスト より引用
これは、ブログを書き始めてちょっと実感しつつあります
ブログで、捨てられない理由をつらつらと書いてみて
捨てられない自分を客観視できるようになると
捨てられない自分を受け入れられるようになりました
そうすると、なぜだか手放せたんです。(化粧品一つですが)
ちなみに、アウトプットすることの重要さは私も読んでいて納得だったのですが、
やっぱり話す相手は選ぶべきだと感じたことがありました。
私の周りにいた危険な人の特徴
自分の悩みや不安を聞いてくれる人はありがたい存在ですが、この人に話したら負のループに巻き込まれると思った人がいました。
ちなみに、これまでに出会った中で、私がこの人危険と思った人の特徴は、
どこからか人の悩みを嗅ぎつけて話しかけてきて、
なんでも話したほうがいいわよ、話すだけでも楽になるから
と言って、人の悩みや不幸話を聞いては他の人に話して楽しんでいる人でした。
つまり、私の悩み事を、話のタネにされていたのです。
まさに他人の不幸は蜜の味ってこういうことなんでしょうかね。
その人はすごく私の話に共感するようなことを言ってくれたのですが、
ポジティブなトーンですごくネガティブなことをいう人でした。
その言葉が、後から頭の中をぐるぐるリピートして負のループに陥ってしまいました。
確かに、一人で悩むよりかはいいのかもしれない・・・・?
けど、本当に悩んでいるときって、解決を求めてるので、
私は何かしら解決案を一緒に考えてくれる人がいいんです。
よく女性は、『悩みを話した時にほしいのはアドバイスじゃなくて共感』
というのを聞きますが、私はいまいちピンときません。
こっちが感情的になっているときは冷静な意見が欲しいです。
まあ、どちらにせよ一人で悩むのはよくないって話ですね。
後は話す相手を誰にすべきか判断を誤らないようにすることが大事だと思います。
こんな人は読んでみて
- 心が疲れているとき、見えない何かに縛られているとき
- 自分で自分を絞めつけてしまって苦しいとき
こんなときに読むと何かヒントがもらえたり、ココロがラクになる気がしました。
私はこの本に自分のダメなところをすべて肯定してもらった気分になれました。
おすすめの1冊です。
最後まで読んでくださってありがとうございました!