『繊細さん』の本を読んで:HSPと片付け‗映画館が苦手な私はHSP?

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私は映画館が苦手です。

2時間も大画面で光と音を浴びたら早く家に帰って寝たいのが普通だと思っていました。

ですが、一緒に映画を見に行った友達はとても元気でした。

体力の差かと思っていましたが、どうも違う気がして

『映画館 苦手』と検索すると、HSPという性格?特性?を知り

武田友樹さん著『「繊細さん」の本』を読んでみました。

その中で、片付けの話が出てきており、もしかしたら私が部屋をすっきりさせたい理由はこれかもしれない!と感じました

でも最近は、片付けをするのが手段ではなく目的になってるような気がしていて、これでいいのかと立ち止まり気味でしたが、また一歩前進できそうな1冊でした。

私がHSPかもしれないところ

「気にすることないよ」がつらい

私は仕事中に言われた一言が気になって、いつまでも引きずってしまうタイプです・・・

相手が、ただのボヤキのつもりで言った(らしい)言葉にも反応して、仕事の仕方を変えたほうがいいかな?

と悩んで、周りの人に相談すると

そんなこと気にする必要ないよ

そうかなぁ・・・

(気にするなって言われても気になったから相談したのに、それに”そんなこと”って言われると、どうでもいい悩みって思われたかな。)

(確かにボヤいた相手は、いつもぼやいているけど、言ってることはごもっともなご意見だと思うし、対応できる部分は対応したほうが、仕事の効率も上がると思うのに・・)

といった具合に、脳内反省会が始まります・・・

何事にも動じないおおらかな人に憧れながらも、何事にも動じず反応せず「気にするな」と言われると、気にしている自分を否定して気にしちゃいけないと義務としてとらえ、自分の”気になる”を抑えていました。(めんどくさいヤツですわ、私・・)

他人のつらい話を聞くと辛くなる

仕事で関係者の揉め事や、辛い話を耳にすることが多かった時期、他人に起こった辛い出来事があたかも自分に起こったかのようにつらい気持ちになっていました。

そして、この先どうなっていくのかを不安に思っていました。(自分ではどうすることができない悩み辛みもです・・)

自分の人生とは全くリンクしない話と分かっていても、いつの間にか主人公が自分に置き換わって体験しているような感覚です。(伝わる人が一人でもいいからだれかいませんかw)

強い光が苦手

夏の暑い日、エアコンが付いた快適な場所にいても、長時間強い光を浴びると数時間後にはぐったりしてしまいます。

また、映画館が苦手なのも強い光が原因かもしれません。

特に爆発シーンがあるものは、テレビさえも視界に入ることが苦手です。

断続的で予測できない音が苦手

トラックの音はもちろん苦手ですが、

深夜に聞こえてくる洗濯乾燥機の音や、外で誰かが雪かきをしている音、子供が飛び跳ねてる音

など、音のボリュームは大きくないのに、予測できなくて、不規則に聞こえる音が気になって、眠れなくなったり集中できなくなります。

大迫力を売りにした映画も絶対にダメですし、ホラーものは全くダメです。

世にも奇妙な物語でもびびってます。

たばこのにおい、ハンドクリームのにおいが苦手

たばこのにおいがとても苦手です。

喫煙所から戻ってきたばかりの人にできれば話しかけてほしくないですし、

喫煙者が入った後のトイレには入りたくないです。

トイレでたばこを吸ってるわけでもないのに、なんであんなに匂うのでしょう・・・

尿にたばこの成分が混ざって出ているのでしょうか・・・

また、電車の中で香り付きのハンドクリームを塗る人も苦手です。

もともと乗り物酔いをしやすいので避けたいということもありますが

コロナで香り付きのアルコールジェルが増えた時期もつらかったです。

本人にとっては好きな香りなんでしょうけど、必ず好き嫌いはありますし、公共の場での人口のにおいはたばこと同様に規制してほしいとすら思っています。

対処法:すべてを遮断する

本書を読んでいて、私は視覚・聴覚・嗅覚が敏感なほうかもしれないと感じました。

いやたぶん敏感だ。むしろ過敏か・・。

わたしの話が長くなってしまいましたが、本の話に戻りますw

本書の中では五感別のケア方法の中にこんな提案がありました。

もうぐっったりしてどうしようもない、とにかくただただ休みたい!そんなときは寝室へ直行。思い切って頭からすっぽり布団をかぶってみてください。

そして、寝室にはなるべくモノを置かないこと。

部屋にあるモノの気配は案外あなどれません。

「繊細さん」の本 より引用

私は音に過敏になる時はたいてい疲れているときなので、そんな時は耳栓を使うようにしています。

本書でも耳栓やノイズキャンセリングイヤホンをおすすめされていて、

耳栓をした瞬間に一人だけの閉じた世界に入れる感じか好きです。

そして、電気を消して布団にくるまってしばらく寝ると耳栓を外しても大丈夫になっています。

意外だったのは、モノの気配について言及されていたことでした。

確かに、音や光をこれだけ感じていたら、モノの気配も感じているのかもしれません・・・

だから私は部屋をすっきりさせて、視界に入るノイズを減らそうとしていたのかもしれない!

と感じました。

モノのノイズを感じていた?

そういえば、職場で自分のデスクからいつも視界に入る棚の上に並んだ本が今にも雪崩を起こしそうになっているのが気になって気になって、整理したことがありました

仕事をしながら、ふと視界に入る崩れそうな本を見て

”あーあれいつまであのままにしておくんだろう、崩れてきたら課長の席がなー・・・

そもそも、ここにある本誰か使ってるのかな?

見たことないけど、いつのなんだろ、、、

あっ、いけない仕事仕事・・・”

と完全に集中力を持っていかれていました。

仕事がひと段落してデスクでコーヒーを飲んでいるときにも、

”あー、休憩する暇があったら、そこの本、どうにかしないとなー”

と考えて、休憩中も休憩できていませんでした。

なので、私は何かしらモノからも影響を受けていたのかもしれません・・・

だから、自分の家もすっきりさせて、ゆっくり体と心を休める場が作りたいんじゃないかと思います。

寝起きに真っ先に視界に入るものがごちゃごちゃしていると、朝から気持ちがまとまらない気がします。

最近は片付けなきゃとか○○しなきゃが強くなって、脅迫感ではないものの義務感が強くなりすぎて、少し片づけることがつらくなっていたのですが、

片付けたい理由がはっきりした気がしました。

とここまで、あたかも私はHSPですのような話っぷりでしたが、

全く当てはまらないところもありました。

HSPにあてはまらないところ

誘いを断れる

本書によると、繊細さんは飲み会のお誘いや、ちょっとした頼まれごとを断れないそうです。

でも、私は付き合いだけの飲み会は断っています。

正確には、ここ数年で断れるようになってきたのですが、コロナの影響もあって、さらに断りやすくなりました。

「お醤油取って」が言える

また、繊細さんは他人に頼ることが苦手なので、まずは「お醤油取って」

とお願いすることから始めましょうという話がありました。

私はお醤油にとどまらず、冷蔵庫の○○持ってきて、歯ブラシ取ってきて、が難なくいえるので全く当てはまりませんでした。

まとめ

以上、『「繊細さん」の本』を読んで、自分の繊細な部分と、非繊細さんな部分を認識することができました。

私が繊細さんなのか、非繊細さんなのかは別として、光や音、ニオイに敏感であることは再認識できましたし、なんで片付けたいのかが分かったような気がしました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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