今回は、人生2度目の読書感想文ブログを書いてみます。
2冊目はブルックス・パーマ著 弓場隆(訳)『心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ』です。
ブックランキングで上位にあったので気になって読んでみました。
本書は、本や服、写真、人間関係などを捨てられない人のメンタル面にフォーカスした内容でした。
モノを捨てて、心に抱えている悩みやトラウマを解消していくエピソードがいくつも紹介されています。
たくさんのエピソードの中には今このブログを読んでくださっているあなたにも当てはまるものが見つかると思います。
その中で特に印象に残ったお話を紹介します。
迷った時の3つの質問
”服の山に囲まれて生きていた人”の話の中に次のようなアドバイスがありました。
捨てるべきか保管すべきかで迷ったら、次の三つの質問を自分に投げかけてください。
・それがあることで快適さを感じるか?
・それは生活を向上させてくれるか?
・思い出を美化するために、それにしがみついているのではないか?
心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ より引用
これを読んだとき、真っ先に部屋着としているTシャツが思い浮かびました。
海外で買ったもので、見るからにお土産感があり、色も派手なので家で着ていましたが、襟周りが大きく、肩が出てしまいます。
生地も薄いため、下着の色が透けてしまします。
毛羽立ちも目立ちます。
このブログを書いている今も着ていますが、今日でお別れすることにしました。
写真との向き合い方
”「過去に生きる」のと「思い出を大切にする」のとは違う”の話の中では、
次のような問いかけがありました 。
私はもはや写真を撮りません。楽しい時間を過ごしているときに、その瞬間をとらえるためにカメラを取り出していると、その瞬間を逃してしまうことに気が付いたからです。
(中略)
あなたが写真にこだわるのは、過去に生きるためか、思い出を大切にするためか、どちらですか?
心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ より引用
ある友人は、自分の結構式で会話を止めてポーズをとることは、人生の最高の日の感動が薄らぐと感じ、写真撮影をやめてもらった。
また、ある人は
亡くなった家族の写真を見て心の支えにしている。
そんなエピソードが語られていました。
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私も学生の頃、ことあるごとに写真を撮っていました。
高校、大学では、イベント以外でも日常的に撮っていました。
写真を撮るための日常なのか、日常を写真に撮っていたのかわからないほどだったかもしれません。
そしてそれを印刷して、友達と見せ合いデータ交換をしていました。
今でも時々そのデータを見て、久しぶりに連絡をしてみるきかっけになることもありますが、
この写真、なんで撮ったんだろ・・・?
ああ、この頃は若かったなあ・・・
(老けたなあ)
と思うこともゼロではありません。
これからは、写真撮影の時間を減らして、その時を楽しむことに
集中しようと思いました。
寝室の散らかり
次に”寝室の散らかり具合は、心の中の混乱を映し出している”の章でこんな話がありました。
捨てるポイント
★この本を置いてベッドの横の机に行く。
★その机の上にあるモノを寝室の外に出す。
★そのモノを別の部屋で検証する。あなたは今までそれと一緒に寝ていた。それは大切かもしれないが、ベッド横に置くべきではない
(以下省略)
心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ より引用
私は寝室にベッド以外の家具は置いていませんが、ついつい床の上に書類や仕事のものなどを放置しがちです。
朝起きると真っ先にそれが視界に入ります。
本書の指示通り、寝室にあったそれらのモノをパソコン部屋へ移動させました。
すると翌朝以降、床にも壁にも何もない一角が真っ先に目に入るようになり、
それだけでさわやかな気分になりました。
(ただ移動させただけなので、まだ移動した荷物を片付けられていないのですが、)
何もない空間がこんなにも気持ちのいいものか。
今まで、毎朝心のざらつきを見ないようにしていたのかもしれません。
心のガラクタ8つ
最後の章では、心のガラクタについて改めて触れられていました。
- ネガティブ感情
- 愚痴
- 批判
- 理想への執着
- 心配
- 先延ばし
- 未来への不安
- 他人の生活への干渉
分かっちゃいるけど、ついついこれらの感情を抱いてしまいがちです。
改めて、捨てられない原因と感情が強く結びついていることを感じました。
私は片付けたいと思うようになってから、様々な動画やブログを見てきました。
その中には片付けの純粋な手順ではなく、メンタルに触れた話をしている人がたくさんいました。
なんだかスピリチュアルっぽいな、と感じていたのですが、
ただ捨ててもリバウンドしてしまう原因は、何か自分の気持ちを隠したり、見て見ぬふりをしたり、縛っていることがあると感じ始めました。
私は、自分の自信のなさからモノを捨てられない部分が大きかったのではないか
と感じています。
片付けを続ける中で、立ち止まってしまったら、また読みたいと思いました。
ではまた