タバコについて思うこと

タバコは一度も吸ったことがありません。

小さい頃は父親が家で吸っていたので、日常的にタバコの匂いを吸っていました。

中学生か高校生の頃は、タバコの匂いが嫌で嫌で、夕ご飯を食べた後、父が食後の一本を吸い始める前に、二階の自分の部屋に避難していました。

大学生になると、大学の構内でタバコを吸う人を、また日常的に見るようになりました。

飲み会の席でもタバコの煙を浴びるようになりました。

帰ってくると、髪の毛や服についたタバコの匂いに嫌気がさしました。

好きになった人がタバコを吸う人でした。

タバコ臭さは嫌いなのに、吸う姿に見惚れることもありました。

でも、好きな人が好きじゃなくなり始めると、そのほろ苦い匂いはただのタバコの臭いに変わりました。

社会人になってからは、喫煙所から戻った直後の人の前では口呼吸をして、煙たさを悟られないように気をつけました。

だんだんタバコを吸う人の肩身が狭くなっていくのを、わたしも感じるようになりました。

吸う人たちの愚痴を聞きながら、なんとしてでも吸おうとする気持ちに驚いたこともありました。

コロナでマスクが日常化してからは、タバコ、ハンドクリーム、柔軟剤など、いろんな匂いにフィルターがかかりました。

居酒屋でも分煙化がされました。

それなのに今だに歩きタバコをする人がいます。

ありがたいことに、電子タバコの人も多いみたいで、すれ違っても臭くないです。

でも今だに火をつけるタバコを歩きながら吸ってる人がいます。

自転車に乗りながら吸ってる人もいます。

昔はすれ違ってもなんとも思わなかったのに、分煙で守られてすぎてるせいか、久しぶりにタバコの煙を吸うとむせ返ってしまいます。

別に歩きタバコの人に対して嫌味でやってる訳ではなく、本当に肺が拒否してる。

だから、前を歩いている人が吸っているような仕草をしたら、電子タバコかどうかわからなくてもとりあえず、鼻を塞ぐ。

できれば、その人を追い越したい。

マスク生活をしていた間にいろんなことが変化したなぁ。

おしまい。

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