大切なものの基準とは?

今年の夏は、実家の片づけに奮闘中です。

よく捨てるかどうかの判断で、『大切なものだけに囲まれた部屋にしよう』

みたいな話を聞きますが、じゃあ、大切なものの基準って何でしょうか?

先日、実家から帰ろうとしたときのことでした。

カバンにしまったはずの腕時計が見つかりません・・・

え?なんでない?絶対してきたはず。そしてカバンにしまったはず・・・

でももう帰る時間だ・・・

どんなにカバンの中を探しても見つからなくて、実家のどこかで見つかったら連絡をもらうように母にお願いして電車に乗りました。

帰る途中、私は何度も何度も腕時計のことを考えていました。

もし見つからなかったらどうしよう・・・

案外家に帰って、カバンの中を全部出したら紛れて出てくるかも。

着替えの荷物を洗濯する前にポケットの中全部チェックしよ。

けどもし見つからなかったとしたら、同じのまだ売ってるのかな?

結構高かったのに、痛い出費だな・・・

せっかくだし他の時計探す?いや、でもあれがいい。

最悪、もう販売されてなくても中古ならあるか・・・?

の無限ループでした。

(ちなみに私は乗り物酔いをしやすいので、電車の中でカバンの中をゴソゴソできない体質です。)

ちなみにそれは、社会人1年目のボーナスで買ったお気に入りです。お値段は当時10万は超えていたと思うので、私の中でトップ5に入るお宝なのです。

デザインは当時から今もずっと大好きで、”ブランドです”感がなく、つけている人だけが高級感に浸れるさりげない感じで、仕事でも休みの日でも出かけるときはいつもつけています。

それで、電車の中であれこれ考えているときに思いました。

私にとって、大切なものなんだ。

大切なものをなくすと、もう一回同じものを手に入れたいと思うんだ・・・!

と、多分これまで片付け本で読んだことのありそうなセリフですが、身をもって体感しました。

もし、これが無くなったとして、同じものを買おうとするなら、大切なもの。

もっといいものが欲しいと思ったら、今持っているものは妥協しているもの。

もう買わないなら、無くても困らないもの。

もちろんこれだけで判断できないものもありますが、一つ自分の中の価値基準を言語化できたような気がします。

おしまい。

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