エンディングノート、書いていますか?
見たことはありますか?
祖母が亡くなったとき、母は土地や財産、銀行口座の手続きなどで苦労していました。
よく聞く苦労話なだけに、準備はしておいた方がいいよねって思ってる方も多いのではないでしょうか。
エンディングノートは年齢にかかわらず、今すぐ作ることをお勧めします。
今回は、私がエンディングノートを書き始めて感じたメリットをご紹介します。
生きてるうちから役に立つ、書くだけで得られるメリットがありました。
- 家計管理の見直しができる
- お金が貯まる
- 使ってない口座やクレカを再認識できる
エンディングノートって何を書くの?
- 学歴
- 住所歴
- 就職歴
- 持ってる銀行口座
- 証券口座
- 年金の履歴
- クレジットカード情報
- 家系図など
- 資産・負債
など、現在・過去に関する項目があります。
この辺は、過去の自分の棚卸なので、ちょっと面倒ですが埋めることができました。
このほか葬儀や介護など、これから先の要望を記載する欄もあります。
- お葬式の形式・予算
- 宗教
- 延命治療の希望
- 老人ホーム
このあたりのページを埋めるのはやや難易度が高く感じましたね。
(というか要望も何もよくわからないってのが本音です。)
とりあえず、今後の要望は”考え中”として次へ。
持ちすぎなモノが見える
銀行口座、証券口座、クレジットカードの一覧を記入してみると、使っていないものが見えてきました。
- 大学のころに家賃の支払いのために作った銀行口座
- IPO株のために開設した証券口座
- 新規申込でポイントがもらえたクレジットカード
- 還元率に惹かれて作ったクレジットカード
これらを自分で解約の手続きができない状態になった後に、誰かにやらせるなんて酷ですよね。
住所変更するのもめんどくさいのに、他人の口座の解約って超絶大変でしょう・・・
そんなことに気が付きました。
片付けといえば、目に見えるもの、場所をとっているものばかりに気を取られていましたが、
残された人が困るような手続きも減らしておきたいものですね。
無駄を発見→お金が貯まる
財産と言われて思いつくものは何でしょうか?
貯金?保険?車?家?
負債はありますか?誰かに貸してるものは?
しばらく使ってない口座は?そこに残高は?
毎月決まって支払うものは?引き落としされるものは?
年1回支払ってるものは?
そんなこともエンディングノートに書いてるうちに、
・・・ってことは、年間これぐらいのペースで貯金できているな
もしくは
年間○○円ぐらいは貯金できるはずなのになぜ・・・
使ってないサブスク解約しようかな・・・
と客観的に見ることができて、無駄や支出の見落としなどに気が付くことができました。
家計簿との違い
冒頭で、メリットとして家計管理ができると書いた点について。
家計改善や無駄使い削減のために家計簿をつけている方も多いと思います。
最近はアプリでサクサクできますしね。
ただ、毎月の収支はわかっても、貯金が増えてるのか、減っているのか、今ある負債を全額支払ったとしたらプラスなのかマイナスなのか?
ストックの部分が把握できなくなってしまいます。
簿記で言うところの、資産・負債・純資産がそれぞれいくらあるのか。
エンディングノートの質問事項を埋めていくだけでこれらの情報が網羅できるようになっているので
月々の収支しか把握されてない方は一度試してみてください。
ちなみに、エンディングノートといえばコクヨらしいです。1,000円ほどでした。
これを書いて、無駄なサブスクを発見出来たら安いもんです。
最近は市役所で配布してたり、無理ダウンロードもあるようですが、私はしっかりと製本されたものがいいなと思って購入しました。
(おまけ)両親にも書いてもらいやすくなるかも
私がエンディングノートを書こうと思ったきっかけは、コロナでした。
高齢の両親は、万が一コロナにかかってしまったら・・・
- 誰かに伝えてほしいメッセージが残ってないか
- 言い残したことはないか
- お葬式はどうして欲しいのか
- 家や土地はどうしたいと思っているのか
- お墓はどうしたいのか
面と向かって聞くには聞きにくいことがいくつも頭の中をよぎるようになりました。
両親に書いてほしいけど、いきなり渡したらなんかちょっとなー・・という気がしたので
私も書いてるよ!と言って同じものを渡そうと思い、まずは自分用に買って書いてみたのがきっかけでした。
実際のところまだ、両親へは渡してませんが、きっかけになるかもです。
まとめ
エンディングノートを書いたら
- 無駄な口座やクレカが分かった
- 年間の貯蓄可能額と、現実との比較ができた
- 家計改善ができた
以上3点のメリットがありました。
もしものためだけではなく、書いたその日から効果を発揮するエンディングノートでした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。